

→川辺合宿お疲れ様でした。10日間の合宿はどうでしたか?
樋口:マネージャー、コーチ、かつやの方々のおかげでトレーニングに集中することが出来ました。また、コンディションもよく量・質とも満足のいくトレーニングが続けられて非常に満足しています。
鳩貝:素晴らしく水面がよく、空気も水も綺麗で良かったです。ちょっと暑かったですが、良い練習が出来たのではないでしょうか。
→樋口さんに質問です。戸田に帰ってきてからのエイトの調子はどうですか?
樋口:環境の変化に少々戸惑いましたが、今はそれも解消出来て合宿時にひけをとらないスピードが出ています。ここから更に上のスピードを9人で狙っていきます。
→全日本から2人メンバーが変わり、井手君と谷上さんが加わりました。それによりクルーにはどのような変化がありましたか?樋口:井手と谷上は早慶戦の第二エイトで一緒に乗っていました。そのおかげかぼくの意図や狙いをしっかりと理解し、実行してくれます。信頼感はバツグンですね。
→今の対校エイトの中で、コックスとしての自分の役割はどんなことだと思いますか?
樋口:漕手それぞれが持っているいいところ(技術面・精神面など)を上手く引き出してあげることだと思います。そのために9人が常に前向きでいられるように気をつけています。
→全日本以降、対校エイトはどのような練習をしてきたんですか?
樋口:トップスピードの改善と艇とのコンタクトを重視してきました。成果はレースで見て下さい。
→2年生の高木と井手はクルーにとってどのような存在ですか?
樋口:若いですね。若いっていいなぁ(笑)彼らは昨年のインカレで1年生にして付きペアで優勝しているんですよ。今年もやってくれます。
→3年の村上と高橋は1年の時から対校に乗っていますが、ずっと側で見てきて、彼らは入部時からどう成長しましたか?樋口:一言で言えばすごく成長したといえますね。技術面では8人の中でもトップクラスです。また、エイトの中でもうまく4年生と2年生をつないでくれる頼りになる存在です。
→林主将はクルーの中でどんな存在ですか?
樋口:みんなから一目置かれる存在です。彼の一言に救われることは多いですよ。
→鳩貝さんに質問です。インカレ付きフォアの調子は?
鳩貝:調子はあまり良くないです。が、ようやくユニフォーミティーが出てきて、良いスピードを得られるようにはなってきてます。
→付きフォアの漕手では唯一の4年生、関口さんについて教えて下さい。何かメッセージなどありますか?鳩貝:関口は最後に「漢」になってくれる男だと信じています。
→2年生から、福田と松橋が選ばれました。彼らの成長ぶりは鳩貝さんから見てどうですか?
鳩貝:インカレクルーで急激に成長してる訳ではないですが、これまでの練習を通じて順調に成長していると思います。しかし、はっきり言って来年以降の早稲田の軸になるべき選手ですから、インカレまでにもっともっと漕げるようになってもらいます。
→3年の諏訪に対して、何かメッセージは?
鳩貝:全日本級の大会にエイト・シングル以外で出場するのは初めてで、慣れないこともあると思いますが辛抱強く練習していると思います。この大会で今までとは違う何かを学んで欲しいと思います。
→昨年のインカレでは、井手・高木の1年生と付きペアを組んで、見事優勝。1年生漕手が2人のクルーで、コックスの力量が大きかったと思うのですが、どのようにクルー作りをしていきましたか?また、優勝した時の感想も聞かせて下さい。鳩貝:付きペアに乗る前は僕を含めた3人ともエイトに乗っていたので、最初はポジションチェックすらバランスが崩れて危うかった思い出があります。なかなか漕ぎ慣れなかったですが、ハイレートのスピードがそこそこ出ていたので「なんとかいけるかな?」という感じでした。
課題は最後までなかなか潰せなかったものの、2人とも素直に指導についてきてくれたので、徐々に良い艇の進みは出るようになっていきました。コックスが成長させたというより、2人の成長にコックスが助けられたという感じでした。優勝した時は、これまで生きてきた中で味わったことのない達成感はありましたね。
→早慶戦では対校エイトのコックスとして2年ぶりの優勝を導きました。その時の感想を教えて下さい。
鳩貝:対校はなかなかエイトで練習できず、直前までまともに走っていない状態でしたが、きっかけを掴んでポーンと走り出して、なんとか間に合わせたという感じでした。レースでは自分達の実力を出し切れれば勝てるなとはわかっていたので、出られても焦らず、いけるところで一気に、と思っていました。結果的には上手くいきましたが、多分何度もああいう展開のレースは出来ないのではないかと思います。
→全日本では付きフォアが6位入賞と男子で唯一の最終日進出クルーとなりましたが、どうやってクルー作りをしていったのですか?
鳩貝:付きフォアは途中で樋口と僕とでコックスを交代したのですが、樋口が基礎教育をしっかりやってくれていたので、それに乗っかって、後はどうやってバランスを崩さず漕げるようになるか、ということを徹底して取り組んでいきました。
→コックスは普段、乗艇以外にどんなことをしているのですか?
鳩貝:艇・艇庫の管理、おじさんが来る前は冬の朝飯作りなどをしてました。基本的には日々練習をしていくために必要な事で、マネージャーがやらないことをやる、という感じですかね。
→コックスの魅力はどんなところですか?
鳩貝:レースの時、コックスが勝手に決めた勝負所のコールにみんなが反応してキマッて勝った時などは嬉しいですね。あとは単純にスピード感。あの感覚は他の乗り物ではきっと味わえないと思います。とにかく、ボート競技のキツいところだけを抜いて、美味しいところだけをもっていく、美味しいポジションなのではないでしょうか。
→樋口さんと自分との違いはどんなところだと思いますか?
鳩貝:自分と樋口は180°性格が違うと思います。樋口はアグレッシブで統率力があり、動かない人でも無理矢理グイグイ引張っていく(無理矢理ではないと思いますが、頭を使って上手に動かしていく)というタイプですが、僕は割とパッシブで統率力はあるのか?わかりませんが、周囲に対しては動くのを待つタイプだと思います。
→樋口さんとは普段どんな話をしますか?鳩貝:ボートに関して分析・研究などのことではしょっちゅう喋っています。さらには部の運営のことを話したり。ボートに関係ないことでは社会一般のこと、「現在の日本の教育って?」みたいなことを話したりもしてました。(樋口は教育学部なので)
→2人に質問です。どうして大学でコックスをやろうと思ったのですか?
樋口:高校の時インターハイの県予選で負けて、やめようにもやめられませんでした。たぶんインターハイに出ていたら満足してやめてたのかな(笑)
鳩貝:高校時代1年間コックスをしていたのですが、その関係でたまたま高校のOBの方にお声をかけて頂いたのがきっかけです。入部当初はボートをするなんて全く頭の中にはなかったです。入部当初、体重は50sだったので、体格的には素質十分かな?という軽い気持ちで始めました。
→今年、1年生コックスの高橋、国宗が入部しましたが、彼らに伝えたいことはどんなことですか?
樋口:自分らしさと自分の可能性を大切にしてほしいですね。
鳩貝:コックスからコックスに伝えられることというのは沢山ありはしますが、限りがあって。結局はコックスは自分自身で経験を積むことと、艇速を出すために漕手をどう動かすか、どうしたらそう動いてくれるのかを自分自身で考えていくことの2つが大事なのではないかと思います。
→今年で最後のインカレですが、これまでと違った感じはありますか?
樋口:今までで一番の手応えを感じてます。9人それぞれの成長の結果だと思います。ここまで育てていただいた方々に感謝しています。
鳩貝:特にないですが、後輩に伝えるべきことを伝える時間がないと思うと、一回一回の練習や普段の生活がとても大切なものに感じられます。
→来週に迫ったインカレに向け、決意を一言お願いします。
樋口:最後まで全力で戦います。結果は必ずついてきます!!
鳩貝:優勝します。
→最後に、後輩全員に向けてメッセージをお願いします。
樋口:みんなのおかげでいいチームだと誇れるチームになったと思います。ありがとう。そして絶対勝とう!!
鳩貝:一回一回のレースで「これが最後だ」という気持ちで臨むと良い4年間を過ごせると思います。実際にその年のそのレースというのは一回限りのものなので。
(8月某日 マネ部屋にて)





