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「小さくても大丈夫」
2010入学 スポーツ科学部
杉山 史門
漕手
大柄な選手の方が、レンジ(漕ぎの幅)も長ければパワーもあります。それに脚も長いからカッコイイ。「体育会系」のイメージも全部大柄な選手達がかっさらっていきます。身長165cmの僕は早稲田の男子漕手の中でも最も小柄な選手のひとりです。その低さたるや、同期の女子漕手2人にも見おろされているほど。
ボートでは、小柄な選手は大柄な選手に比べて、レンジも短ければパワーも少ないので不利だと言われています。しかし、僕は小柄であることが自分の武器でもあると思っています。身体こそ小柄ではありますが、それを補うスタミナはあります。他の選手が、出力が8割に落ちてしまうところで、僕が9割で漕ぎ続けられたらパワーの差は埋めることができる。何より「大柄な選手に負けたくない」というのが自分の大きな原動力にもなってきます。
僕は2011の早慶レガッタでは、対校エイトの一員としてレースに臨みました。早稲田クルーの漕手8人の平均身長は176cm、対する慶應は183cm。体格差は歴然。パワーにも大きな差があることが容易に想像されます。レース前まではその体格差から慶應圧倒的有利と言われ続けてきました。比較的身体の小さい僕らが目指してきたのは8人でまとまった漕ぎをすること。体格やパワーで足りない部分をユニフォーミティ(統一感)でカバーしていこうと、毎日の練習を重ねてきました。僕らの考えは間違っておらず、早慶レガッタでは見事勝利をおさめることができました。
「身体の大きさ = 艇速」とは言わせたくない。これからも、それを証明するために練習に励んでいこうと思います。




